東京ゼロエミ住宅を設計する際、「水準A・B・Cのどこを目指せばよいのか」「断熱材や窓はどこまで性能を上げる必要があるのか」「設備仕様はいつまでに決めればよいのか」と迷った経験はないでしょうか。
東京ゼロエミ住宅では、一般的な省エネ基準とは別に東京都独自の認証基準が設けられており、断熱性能だけでなく、一次エネルギー消費性能、冷暖房・照明設備、再生可能エネルギー設備などを含めて設計を進める必要があります。
さらに、設計確認審査後に窓・断熱材・設備機器などを変更したことで、再計算や設計変更確認が必要になるケースもあります。そのため、「設計が完成してから東京ゼロエミ住宅への適合を確認する」のではなく、基本設計・実施設計の段階から認証基準を意識しておくことが、手戻りを防ぐポイントになります。
本セミナーでは、東京ゼロエミ住宅の計算・申請業務に携わる実務者の視点から、水準A・B・Cの違い、設計時に注意したいポイント、設計確認審査で確認される内容、設計変更が発生した場合の対応まで、設計士が実務で迷いやすいポイントを中心に解説します。
開催概要
セミナー名
東京ゼロエミ住宅の設計で迷わない!
水準A・B・Cの選び方と申請で手戻りを防ぐ実務対策
開催日時
2026年6月19日(金)17:00~18:30
開催方法
オンライン開催
ZoomによるWebinar方式
参加費
無料
対象
一級建築士・二級建築士、設計事務所、工務店、住宅会社、ハウスメーカー、建設会社の設計担当者、申請担当者など
主催
株式会社インデックスジャパン
講師
高橋正則
一級建築士/省エネ適合判定員
セミナー内容
東京ゼロエミ住宅では、水準C・水準B・水準Aの3段階が設定されています。
水準が上がるほど高い断熱性能・省エネ性能が求められるため、単純に「助成額が高いから水準Aを目指す」という判断ではなく、建物形状、開口部、断熱仕様、設備計画、建築コストなどを含めて検討する必要があります。
設計士にとって特に重要なのは、どの仕様が認証基準に影響するのかを設計初期段階で把握しておくことです。
例えば、窓面積やサッシ性能、断熱材の種類・厚さ、空調設備、給湯設備などが変更されれば、当初予定していた水準を満たさなくなる可能性があります。
また、設計確認審査では、図面等に認証要件に適合する性能値や品番等を明示し、必要に応じてカタログ等の根拠資料を準備する必要があります。
本セミナーでは、東京ゼロエミ住宅を「申請担当者だけが理解する制度」としてではなく、設計者が設計段階からどのように考えればよいのかという視点で解説します。
レジュメ
第1部 設計士が知っておきたい東京ゼロエミ住宅の基本
・東京ゼロエミ住宅とは
・一般的な省エネ基準との違い
・水準A・B・Cの違い
・UA値と一次エネルギー消費性能の考え方
・再生可能エネルギー設備の取り扱い
・認証制度と助成制度の関係
制度の概要だけではなく、設計者が実務上どの部分を理解しておけばよいのかを整理します。
第2部 水準A・B・C、どこを目指せばいい?
東京ゼロエミ住宅の相談で多いのが、「この住宅ではどの水準を狙うべきか」という問題です。
・水準Cを選択するケース
・水準Bを検討するケース
・水準Aを目指す場合の注意点
・建物形状による難易度の違い
・開口部が多い住宅で注意すること
・断熱性能をどこまで上げればよいのか
・設備性能とのバランス
・建築コストと助成額を考えた水準選択
設計条件によっては、わずかな仕様変更で上位水準を目指せる場合もあれば、大幅な仕様変更が必要になる場合もあります。設計初期段階で目標水準を決めるための考え方を解説します。
第3部 東京ゼロエミ住宅で設計士が悩みやすい仕様
・断熱材の種類と厚さ
・屋根、天井、外壁、床の断熱仕様
・サッシとガラスの性能
・窓面積とUA値の関係
・玄関ドアの性能
・空調設備の選定
・給湯設備の選定
・換気設備の考え方
・照明設備で注意するポイント
・太陽光発電設備などの再エネ設備
「この仕様で本当に水準Bを満たせるのか」「水準Aを目指すにはどこを変えればよいのか」といった、設計段階で発生しやすい疑問を整理します。
第4部 設計確認審査で手戻りになりやすいポイント
東京ゼロエミ住宅では、設計確認審査の段階で図面や計算書などの整合性が重要になります。
・図面に必要な性能値が記載されていない
・サッシや設備の品番が確認できない
・カタログ等の根拠資料が不足している
・平面図と建具表の仕様が異なる
・断熱仕様と省エネ計算書が一致していない
・設備図と一次エネルギー消費量計算の内容が異なる
・太陽光発電設備の計画が整理されていない
審査段階で修正するのではなく、申請前に何を確認しておけばよいのかを具体的に解説します。
第5部 設計変更、どこまでなら大丈夫?
設計士から特に相談が多いのが、設計確認後の変更です。
・窓の大きさを変更した
・窓のメーカー・品番を変更した
・断熱材を変更した
・エアコンを変更した
・給湯設備を変更した
・太陽光発電設備の容量を変更した
・間取りを変更した
「この変更はそのまま進めてもよいのか」「再計算が必要なのか」「設計変更確認審査が必要なのか」など、変更内容によって判断が必要になります。
工事が進んでから問題が判明しないよう、設計変更時に確認しておきたいポイントを整理します。
第6部 東京ゼロエミ住宅をスムーズに進める設計フロー
・基本設計段階で目標水準を決める
・外皮仕様を早めに検討する
・開口部の性能を確認する
・設備仕様を仮決定する
・省エネ計算を行う
・水準A・B・Cへの適合状況を確認する
・必要に応じて仕様を調整する
・設計図書と計算書の整合性を確認する
・設計確認審査を申請する
・設計変更が発生した場合は省エネ性能への影響を確認する
省エネ計算を設計業務の最後に行うのではなく、設計途中で一度性能を確認することで、大きな手戻りを防ぎやすくなります。
第7部 実務Q&A
「この断熱仕様で水準Bに届くのか」
「水準Aを目指すには窓と断熱材のどちらを変更した方がよいのか」
「設備の型番がまだ決まっていなくても計算できるのか」
「設計確認後にサッシを変更しても大丈夫なのか」
「BELSや長期優良住宅と同時に進める場合はどうすればよいのか」
など、設計事務所から実際に寄せられやすい東京ゼロエミ住宅の疑問について、一級建築士が実務上の考え方を解説します。
このセミナーで獲得できる内容
本セミナーでは、東京ゼロエミ住宅の制度を知るだけではなく、実際に住宅を設計するときに「どの段階で何を決めればよいのか」を理解することを目的としています。
水準A・B・Cの違いを整理することで、案件ごとにどの水準を目標とするのかを判断しやすくなります。
また、断熱材・窓・空調・給湯・太陽光発電設備など、省エネ性能に影響する設計項目を把握することで、省エネ計算後の大幅な仕様変更を防ぎやすくなります。
さらに、設計確認審査で必要となる図面や根拠資料、設計変更時に注意すべきポイントを理解することで、申請後の手戻りや工事段階での変更リスクを減らすことができます。
東京ゼロエミ住宅を初めて設計する方はもちろん、すでに申請経験があるものの、「毎回資料準備に時間がかかる」「設計変更の判断に迷う」という設計者にも活用いただける内容です。
このような方におすすめです
・東京ゼロエミ住宅を初めて設計する建築士
・水準A・B・Cの選び方に迷っている方
・どの断熱・設備仕様なら基準を満たせるのか知りたい方
・東京ゼロエミ住宅の省エネ計算を外注している設計事務所
・設計確認審査で指摘や手戻りを経験したことがある方
・設計変更時に再計算が必要なのか判断に迷う方
・BELS、長期優良住宅、住宅性能評価などと並行して申請を進めている方
・東京ゼロエミ住宅の申請業務を効率化したい設計会社
講師紹介
高橋正則 一級建築士/省エネ適合判定員
住宅・非住宅建築物の省エネ計算をはじめ、東京ゼロエミ住宅、BELS、ZEH、長期優良住宅、住宅性能評価など、省エネ・住宅性能に関する計算・申請業務に携わる。
東京ゼロエミ住宅における外皮・一次エネルギー消費量計算、設計図書の整合確認、設計変更対応などの実務経験をもとに、設計者が迷いやすいポイントを実務目線で解説します。
※講師名・プロフィールは正式決定後に更新いたします。
主催
株式会社インデックスジャパン
インデックスジャパンでは、東京ゼロエミ住宅の省エネ計算・申請業務をはじめ、住宅・非住宅建築物の省エネ計算、BELS、ZEH・ZEB、長期優良住宅、住宅性能評価など、省エネ・環境性能に関する各種計算・申請業務をサポートしています。
東京ゼロエミ住宅では、基準を満たすための計算だけでなく、設計段階での仕様検討や設計図書との整合性確認が重要になります。
「この仕様で水準A・B・Cのどこまで目指せるのか」「設計変更しても問題ないのか」「申請前にどこを確認すればよいのか」など、設計者の皆さまが実務で判断に迷いやすい内容について、セミナーやコラムを通じて継続的に情報発信しています。
本セミナーは終了しています
たくさんのご参加ありがとうございました
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株式会社インデックスジャパン