このコラムをざっくり解説
みらいエコ住宅2026の申請代行費用は、依頼する住宅区分と業務範囲によって異なります。戸建住宅の省エネ計算では、外皮計算と一次エネルギー消費量計算を合わせて3万~7万円程度、GX志向型住宅の性能確認では5万~12万円程度が外注費用の目安です。BELSの申請書類作成や審査対応、長期優良住宅の認定申請などを追加すると、その分費用が発生します。また、弊社への報酬と第三者機関へ支払う審査手数料は別料金になっているので注意が必要です。本記事では、2026年度の制度に対応した弊社への代行費用の目安、住宅区分による料金差、追加費用が発生する条件、見積もり前に確認したいポイントを解説します。
みらいエコ住宅2026の申請代行費用は業務範囲によって変わります
みらいエコ住宅2026では、GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅の3区分が設けられています。いずれも所定の省エネ性能を満たす必要がありますが、計算内容や証明方法が異なるため、外注費用も一律ではありません。例えばZEH水準住宅であれば外皮計算と一次エネルギー消費量計算を中心に進められますが、GX志向型住宅では断熱等性能等級6、再エネを除く一次エネルギー消費量35%以上削減、太陽光発電を含む削減率、HEMSなどの確認が必要になります。長期優良住宅では省エネ計算以外にも、認定に必要な設計資料や申請手続きが発生します。
また、「申請代行」という名称でも、省エネ計算書の作成だけを指す場合と、BELS申請書類作成や審査機関からの質疑対応まで含む場合があります。補助金の交付申請そのものについては、登録された「みらいエコ住宅事業者」が住宅省エネポータルから行う仕組みです。そのため、見積もりでは省エネ計算、性能証明、認定申請、補助金申請支援を分けてお問い合わせいただくと、相見積もりの費用を比較しやすくなります。
みらいエコ住宅2026の代行費用一覧【保存版】
当社でご依頼いただいた場合の代行費用になります。
| 依頼する業務 | 外注費用の目安(税別) | 主な作業内容 |
|---|---|---|
| ZEH水準住宅の省エネ計算 | 3万~9万円 | 外皮計算+一次エネルギー計算 |
| GX志向型住宅の計算 | 5万~12万円 | 外皮・一次エネ・再エネ計算等 |
| 長期優良住宅の省エネ計算のみ | 3万~9万円 | 外皮・一次エネ計算 |
| BELS申請書類作成・審査対応 | 6万円 | 評価申請資料・質疑対応 |
| 長期優良住宅の認定資料作成支援 | 6万~15万円 | 認定用資料の整理・作成等 |
| 補助金申請用の資料整理・事務支援 | 1万~5万円 | 添付書類の整理・入力補助等 |
このように、同じみらいエコ住宅2026であっても、最初からすべてを依頼する必要はありません。貴社でBELS申請ができる設計事務所であれば省エネ計算だけを依頼する方法もあり、反対に計算や評価申請に不慣れな場合は、BELS取得まで一括してお任せいただく事も可能です。
ZEH水準住宅の計算代行費用は3万~7万円程度
ZEH水準住宅では、断熱等性能等級5以上と一次エネルギー消費量等級6以上に相当する省エネ性能を確認します。主な計算業務は、壁・屋根・床・窓などの断熱仕様からUA値やηAC値を算出する外皮計算と、冷暖房・換気・給湯・照明などの設備条件を入力する一次エネルギー消費量計算です。一般的な戸建住宅では、この2つの計算を合わせて3万~7万円程度が費用の一つの目安となります。
GX志向型住宅の計算代行費用は5万~12万円程度
GX志向型住宅は、ZEH水準住宅より確認する性能項目が多くなります。断熱等性能等級6以上、再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量35%以上削減に加えて、住宅の立地や条件に応じた再エネ込み削減率を確認します。一般地域の戸建住宅では再エネ込み100%以上削減が必要となるため、太陽光発電設備の容量や設置条件も計算に反映します。また、所定のHEMSを導入する必要があり、計算とは別に製品要件の確認も発生します。
一般的な木造戸建住宅を想定した場合、外皮計算・一次エネルギー消費量計算・再エネ計算等を含めて5万~12万円程度が費用の目安です。当社の場合、太陽光発電設備の仕様比較、性能不足時の改善案の作成、複数パターンの再計算、HEMSの対象製品確認などが基本料金に含まれます。
また、GX志向型住宅のBELSを取得する場合は、必要な断熱性能と一次エネルギー消費量削減率が確認できる評価書が必要です。計算代行とBELS申請を別々に依頼する事も可能ですが、両方をワンストップでお任せいただくと、貴社への負担が少なくなります。
長期優良住宅は省エネ計算のみか、認定申請までかで料金が変わります
長期優良住宅は、外皮計算と一次エネルギー消費量計算だけで認定を取得できる制度ではありません。省エネ性能に加えて、耐震性、劣化対策、維持管理・更新の容易性、住戸面積、維持保全計画など、長期優良住宅認定に必要な基準を満たす必要があります。そのため、外注費用を確認する際には「省エネ計算のみ」と「長期優良住宅の認定に必要な資料作成・申請支援」を分けることが重要です。
省エネ計算のみであれば、一般的な戸建住宅で3万~7万円程度が参考価格です。一方、長期優良住宅認定に必要な資料作成や事前審査対応まで依頼する場合には、追加の費用が発生します。構造計算、耐震等級の検討、各種図面の新規作成などが必要な案件では、さらに費用が増える場合がありますので、お問合せ時にご確認ください。
長期優良住宅では評価機関手数料と行政手数料も確認しましょう
長期優良住宅の場合、弊社への費用だけでなく、登録住宅性能評価機関の審査手数料と、所管行政庁への認定申請手数料が発生します。例えば2026年9月施行の評価機関の料金表では、200㎡以下の戸建住宅について長期優良住宅の単独申請手数料を税込7万2,600円とする例があります。これとは別に、所管行政庁への認定申請手数料が必要です。
東京都が所管する住宅を例にすると、登録住宅性能評価機関による事前審査を受けて確認書等が発行されている場合、戸建住宅の認定申請手数料は7,100円です。一方、事前審査を経ない申請では52,000円と設定されています。ただし、実際の手数料は所管行政庁や申請方法によって異なります。
長期優良住宅の見積もりでは、省エネ計算代行費、認定資料作成費、評価機関手数料、行政手数料を別々に整理すると総額が分かりやすくなります。すでに住宅性能評価を取得する予定の案件では、併願によって審査手数料を抑えられる可能性もあるため、申請方法を決める段階で確認しておくとよいでしょう。
依頼方法別に見る費用の総額イメージ
戸建住宅でみらいエコ住宅2026の性能計算から第三者証明までお任せいただく場合、どの業務を組み合わせるかによって総額は変わります。住宅の設計条件、計算内容、申請機関、質疑対応、追加の構造計算等によって金額は異なります。
依頼内容 | 総額 |
|---|---|
| ZEH水準住宅:省エネ計算のみ | 3万~7万円程度 |
| ZEH水準住宅:計算+BELS取得支援 | 8万~18万円程度 |
| GX志向型住宅:計算のみ | 5万~12万円程度 |
| GX志向型住宅:計算+BELS取得支援 | 10万~23万円程度 |
| 長期優良住宅:省エネ計算のみ | 3万~7万円程度 |
| 長期優良住宅:省エネ計算+認定関連支援(構造計算を除く) | 10万~35万円程度 |
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補助金の交付申請そのものにかかる事務手数料とは
みらいエコ住宅2026では、補助金の交付申請等を登録された「みらいエコ住宅事業者」が行います。注文住宅であれば、原則として建築事業者が住宅省エネポータルから申請し、交付された補助金を建築主へ還元する仕組みです。設計事務所や計算代行会社が省エネ計算・BELS申請・添付資料整理を担当していても、補助金の正式な申請者が変更されるわけではありません。
建築事業者が貴社で交付申請を行う場合は、外部への事務委託費が発生しないこともあります。一方、必要書類の整理、入力補助、申請内容の確認などを外部へ依頼する場合は、別途事務支援費が発生することがあります。これらは省エネ計算やBELSの審査手数料とは別の費用です。また、建築主から申請手数料等を受け取る場合は、共同事業実施規約に金額を明記し、補助金の還元方法や費用負担を取り決める必要があります。
弊社への追加料金が発生しやすいのは設計変更と再計算です
仮に代行費用を比較する際には、最初に提示された基本料金だけでなく、追加料金が発生する条件を確認することが重要です。省エネ計算では、図面や設備仕様をもとに計算を行いますが、計算後に窓、断熱材、給湯器、冷暖房設備などが変更されると再計算が必要になる場合があります。特にGX志向型住宅は断熱等級6や一次エネルギー35%削減など複数の性能要件があるため、仕様変更によって計算結果が基準を下回る可能性もあります。
外注会社によっては軽微な修正や審査機関からの質疑対応を基本料金に含めていますが、大幅な設計変更、複数回の再計算、性能不足時の仕様検討、短納期対応、BELS変更申請などは別料金としているケースがあります。見積もり段階で修正対応の範囲を確認しておくと、発注後に総額が大きく変わることを防ぎやすくなります。
| 追加費用が発生しやすい項目 | 主な理由 |
|---|---|
| 窓や断熱材の変更 | 外皮計算の修正が必要 |
| 給湯器・冷暖房設備の変更 | 一次エネルギー計算の修正が必要 |
| 太陽光発電容量の変更 | GXの再エネ込み削減率に影響 |
| 性能不足による仕様調整 | 複数案の再計算が必要になる場合がある |
| BELS審査後の設計変更 | 変更申請・追加審査が必要になる場合がある |
| 特急対応 | 通常工程とは別の作業調整が必要 |
| 共同住宅の住戸数・タイプ変更 | 対象となる計算範囲が増える |
【重要】当社の場合は軽微な変更であれば2回まで再計算を無償で行っておりますのでご安心ください
申請代行の見積もり前に準備しておくとよい資料
みらいエコ住宅2026の省エネ計算やBELS申請を見積もる場合、建物概要と図面・設備情報が揃っているほど、業務範囲や作業量を判断しやすくなります。一般的には建設地、住宅種別、構造、階数、延べ面積、申請予定区分に加え、平面図、立面図、断面図・矩計図、建具表、断熱仕様などを準備します。冷暖房、換気、給湯、照明などの設備情報も分かれば、一次エネルギー消費量計算まで含めた見積もりがしやすくなります。
GX志向型住宅では太陽光発電設備の予定容量やHEMSの情報、長期優良住宅では省エネ計算以外の認定関連業務も依頼するかどうかを伝えると、追加費用の発生を抑えやすくなります。すべての仕様が確定していない場合でも、現時点で決まっている内容と未確定部分を区別して共有すると、一次計算と正式申請の作業を分けて見積もることができます。
申請代行費用を比較するなら総額と成果物を確認しましょう
みらいエコ住宅2026の代行費用は、省エネ計算のみなら数万円から検討できる一方、BELS取得や長期優良住宅の認定申請まで依頼すると、第三者機関手数料も含めて費用が増えます。特にGX志向型住宅はZEH水準住宅より確認項目が多く、長期優良住宅では省エネ以外の認定業務も発生するため、住宅区分によって必要な業務を分けて依頼することが重要です。
みらいエコ住宅2026の計算・申請代行のお見積もりをご依頼ください
当社では、みらいエコ住宅2026のGX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅に対応した外皮計算、一次エネルギー消費量計算、BELS取得に向けた資料作成、長期優良住宅に関する計算・申請支援などを受け付けています。「省エネ計算だけ依頼したい」「BELS申請書類の作成のみお願いしたい」「GX志向型住宅の計算からBELSまでまとめて見積もりたい」「共同住宅の住戸・住棟評価を外注したい」といったご相談にも対応しています。
現在お持ちの平面図、立面図、断面図・矩計図、建具表、断熱仕様、設備資料などをお送りいただければ、必要な業務範囲と不足資料を整理し、計算代行費用、申請支援費用、別途必要となる審査機関手数料などを分けてお見積もりします。設計途中の案件や仕様が確定していない段階でもご相談いただけますので、設計事務所・工務店の方は、住宅区分と希望納期を添えてお問い合わせください。
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